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最近よく聞くAWSエンジニアって、将来性もありそうだし興味あるんだけど、IT業界全くの未経験でもなれるのかな…?

AWSエンジニア、年収も高いって聞くけど、未経験からだと実際どれくらいもらえるんだろう? 30代からでも挑戦できるかな?
急速なデジタル化が進む現代、クラウドコンピューティングの中核を担うAWS 。
その専門家であるAWSエンジニアは、高い将来性と需要から非常に注目されている職種です。
平均年収は約700万円と高くなっています。
- 「未経験からでもAWSエンジニアになれるって本当?」
- 「最短で目指すにはどうすればいい?」
- 「具体的にどんな仕事をして、どれくらいの年収が見込めるの?」
といった疑問を未経験者の視点に立って、わかりやすく解説します。
この記事を読むことで以下のことが明確になります。
- AWSエンジニアのリアルな仕事内容とやりがい
- 未経験でもAWSエンジニアになれる理由と可能性(30代でもOK)
- 気になる年収(未経験スタート時と将来性)
- 絶対に押さえるべき必須スキルと有利になる資格
- 未経験から最短で目指すための具体的な学習ステップ
- 独学?スクール?自分に合った学習方法の選び方
- 転職を成功させるための秘訣と注意点
結論から言えば、未経験からでも正しいステップを踏めば、AWSエンジニアになることは可能です。
未経験からAWSエンジニアになりたい方は、日本最大級のAWS学習コンテンツであるCloudTechがおすすめです。

AWSエンジニアは、需要も増えており、年収が高い傾向にあります。未経験者であっても十分にチャンスのある数少ない市場です。

当サイトの記事は、現役AWSエンジニアによる監修のもと運営されております。
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AWSエンジニアとは? 仕事内容と魅力を知ろう

まずはじめに、「AWSエンジニア」がどのような仕事なのか、その役割と魅力について解説します。
AWSとは?なぜ今注目されるのか?

AWS (Amazon Web Services) は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。
インターネットを通じて、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、ソフトウェアといった様々なITリソースを、必要な時に必要なだけ利用できるサービスを提供しています。
従来、企業がシステムを構築・運用するには、自社で物理的なサーバーやネットワーク機器を購入し、データセンターなどに設置・管理する必要がありました。
ここには、多額の初期投資と専門的な知識、継続的な維持管理コストがかかります。
しかし、AWSのようなクラウドサービスを利用すれば、企業は物理的なインフラを持つことなく、低コストかつ迅速にシステムを構築・運用できるようになります。
アクセス数に応じてリソースを柔軟に増減させることも容易なため、無駄なコストを削減できるメリットもあります。
AWSが特に注目される理由は、以下の点にあります。
- 圧倒的な市場シェア: Synergy Research Groupなどの調査によると、AWSは世界のクラウドインフラ市場で長年30%以上のシェアを維持し、トップを独走しています。
- 豊富なサービス群: 200を超える多種多様なサービスを提供しており、コンピューティング、ストレージ、データベースから、機械学習、IoT、データ分析まで、あらゆるニーズに対応できます。
- 高い信頼性と実績: 世界中の大規模システムで利用されており、その安定性と信頼性は高く評価されています。
- DX推進の加速: 企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)において、クラウド活用は不可欠です。柔軟でスケーラブルなAWSは、DXを推進する基盤として広く採用されています。

市場の成長性、技術的な優位性、そしてDX推進という時代の流れが、AWSとAWSエンジニアの価値を高めています。
AWSエンジニアの具体的な仕事内容

AWSエンジニアの仕事は多岐にわたりますが、主にAWSを利用したシステムの設計、構築、運用・保守に関わる業務を担当します。
企業やプロジェクトによって担当範囲は異なりますが、代表的な仕事内容は以下の通りです。
- クラウドインフラの設計・構築
- 顧客の要件(パフォーマンス、可用性、セキュリティ、コストなど)に基づき、最適なAWSサービスを選定し、インフラ構成を設計します。
- VPC(ネットワーク)、EC2(仮想サーバー)、S3(ストレージ)、RDS(データベース)、ELB(ロードバランサー)などを組み合わせて、実際にインフラを構築します。
- 例:Webアプリケーションのための3層アーキテクチャ(Web/AP/DB)をAWS上に設計・構築する。
- システムの運用・保守
- 構築したAWS環境が安定稼働するように、日常的な監視、パフォーマンスチューニング、OSやミドルウェアのパッチ適用、バックアップ・リストア作業などを行います。
- CloudWatch(監視)、CloudTrail(ログ監査)などのサービスを活用します。
- 例:システムの稼働状況を監視し、アラートが発生したら原因を調査・対応する。定期的なバックアップが正しく行われているか確認する。
- 自動化・効率化
- インフラ構築や運用作業を自動化し、効率化を図ります。
- IaC (Infrastructure as Code) ツールである CloudFormation や Terraform を使ってインフラ構成をコード化したり、Lambda や Systems Manager を使って定型作業を自動化したりします。
- 例:サーバーのプロビジョニング(準備)作業をCloudFormationテンプレートで自動化する。特定のイベントをトリガーにLambda関数を実行し、自動でバックアップを取得する。
- セキュリティ対策の実装・強化
- AWS環境のセキュリティを確保するための設定や対策を行います。
- IAM(アクセス管理)、Security Group/NACL(ファイアウォール)、WAF(Web Application Firewall)、GuardDuty(脅威検出)などのセキュリティサービスを活用します。
- 例:IAMポリシーでユーザーやサービスへのアクセス権限を最小限に設定する。WAFを導入してWebアプリケーションへの攻撃を防ぐ。
- コスト最適化
- AWSの利用料金を監視し、無駄なコストが発生しないように最適化を行います。
- リソースの利用状況を分析し、適切なインスタンスタイプへの変更、不要リソースの削除、リザーブドインスタンスやSavings Plansの活用などを検討・実施します。
- 例:Cost Explorerでコストの内訳を分析し、利用率の低いEC2インスタンスを停止またはスケールダウンする。
- 技術サポート・コンサルティング
- AWSを利用する開発者や顧客に対して、技術的なサポートやアドバイスを提供します。
- 最適なサービスの選定や使い方、トラブルシューティングなどを支援します。
AWSエンジニアは、単にインフラを管理するだけでなく、アプリケーション開発者やビジネス部門と連携し、AWSを活用してビジネス課題を解決していく役割も担います。
AWSエンジニアとして働く魅力・やりがい

AWSエンジニアとして働くことには、多くの魅力とやりがいがあります。
- 高い将来性と市場価値: クラウド市場の成長とAWSの高いシェアにより、今後も安定した需要が見込まれ、自身の市場価値を高めやすい。
- 最先端技術に触れられる: AWSは常に進化しており、サーバーレス、コンテナ、AI/機械学習といった最新技術に触れる機会が多い。
- 技術的な課題解決の面白さ: 様々なAWSサービスを組み合わせて、顧客の課題を解決するアーキテクチャを設計・構築するプロセスは、知的な挑戦であり大きな達成感を得られる。
- 社会やビジネスへの貢献: 企業のDX推進や新しいサービスの基盤を支えることで、社会やビジネスに貢献している実感を得やすい。
- 働き方の柔軟性: クラウド技術はリモートワークとの親和性が高く、比較的柔軟な働き方がしやすい傾向にある。フリーランスとして独立する道も開かれている。
- 高い年収水準: 需要の高さから、スキルに見合った高い報酬が期待できる。
常に学び続ける必要はありますが、それ以上に得られるものが大きいのがAWSエンジニアという仕事の魅力です。

実際に未経験からAWSエンジニアになって実務経験を2〜3年積むと、転職時の年収は500万円以上を狙えます。
未経験からAWSエンジニアは可能?

「未経験からAWSエンジニアになれるのか?」という疑問にお答えします。
結論から言うと、未経験からAWSエンジニアになることは十分に可能です。
なぜ未経験でもチャンスがあるのか?
未経験者にチャンスがある主な理由は、深刻なクラウド人材不足にあります。
前述の通り、DX推進の加速によりAWSを活用したい企業は急増していますが、それに対応できるエンジニアの数が全く追いついていません。
企業側も経験者採用だけでは必要な人員を確保できないため、
- ポテンシャル採用枠の増加: 現時点でのスキルよりも、学習意欲やポテンシャル、コミュニケーション能力などを重視して未経験者を採用する動きが活発化しています。
- 研修制度の充実: 未経験者を採用し、入社後に集中的な研修を受けさせて育成する企業が増えています。
- 学習環境の整備: オンライン学習サービスや資格取得支援など、AWSを学ぶための環境が以前よりも格段に整っています。
上記の理由から、未経験者であっても、正しい努力とアプローチをすれば、AWSエンジニアへの道は開かれていると言えます。
未経験者に求められること

ただし、「未経験なら誰でも簡単になれる」というわけではありません。
企業が未経験者を採用する際には、以下の点を特に重視します。
- 高い学習意欲と継続力: AWSの技術は幅広く、変化も速いため、自ら進んで学び続ける姿勢が不可欠です。資格取得やポートフォリオ作成などの学習成果で、意欲を具体的に示す必要があります。
- IT基礎知識: 全くのゼロからでは、AWSの概念やサービスを理解するのは困難です。ネットワークやOS、サーバーといった基本的なITインフラの知識は最低限身につけておく必要があります。
- 論理的思考力・問題解決能力: エンジニアの仕事は問題解決の連続です。発生した問題の原因を特定し、解決策を考え、実行する能力が求められます。
- コミュニケーション能力: チームメンバーや他部署、時には顧客と連携して仕事を進めるため、円滑なコミュニケーション能力は必須です。
スキルや経験がない分、これらのポテンシャルや基礎的な素養をアピールすることが重要になります。
30代未経験でも大丈夫? 年齢の壁について

「30代から未経験でエンジニアを目指すのは厳しいのでは?」という不安を持つ方も多いでしょう。
確かに、20代に比べて不利になる側面がないとは言えません。体力的な面や、年下の先輩から指導を受ける可能性、あるいは給与面で一時的にダウンする可能性などが考えられます。
しかし、30代未経験からAWSエンジニアになることは決して不可能ではありません。
実際に30代でキャリアチェンジに成功している方は多くいます。
成功の鍵は、以下の点を意識することです。
- これまでの社会人経験を活かす: 30代であれば、前職での経験(コミュニケーション能力、課題解決能力、プロジェクトマネジメント経験など)をアピールできます。これらはエンジニアとしても重要なスキルです。
- 学習への強い覚悟を示す: なぜAWSエンジニアになりたいのか、そのためにどのような努力をしてきたのか(資格取得、ポートフォリオ作成など)、そして今後も学び続ける覚悟があることを明確に伝えることが重要です。
- 現実的な目標設定: 最初から高い年収や役職を求めすぎず、まずは実務経験を積むことを重視する姿勢が大切です。
年齢を悲観せず、これまでの経験と学習意欲を武器に、積極的にチャレンジすることが重要です。
AWSエンジニアの年収事情:未経験スタートと将来性

AWSエンジニアを目指す上で、年収は非常に気になるポイントです。
ここでは、AWSエンジニア全体の平均年収から、未経験スタート時の現実的な年収、そして将来的な年収アップの可能性まで解説します。
AWSエンジニア全体の平均年収
AWSエンジニアは、その高い専門性と需要から、ITエンジニアの中でも比較的高い年収水準にあります。
転職サイトのindeed(インディード)によると、日本のAWSエンジニアの平均年収は約700万円というデータがあります。

また、大手転職情報サイトDODA(デューダ)によって発表された「ITエンジニアの職種別平均年収」と比較してもAWSエンジニアは高い年収となっています。
職種 | 平均年収(全体) | 20代 | 30代 | 40代 | 50代以上 |
---|---|---|---|---|---|
プロジェクトマネジャー | 693万円 | 497万円 | 686万円 | 897万円 | 822万円 |
プリセールス | 666万円 | 496万円 | 675万円 | 976万円 | 981万円 |
セキュリティコンサルタント/アナリスト | 616万円 | 446万円 | 651万円 | 840万円 | – |
IT戦略/システム企画 | 606万円 | 428万円 | 559万円 | 744万円 | 846万円 |
ITコンサルタント | 598万円 | 472万円 | 660万円 | 880万円 | 897万円 |
研究開発 | 576万円 | 456万円 | 656万円 | 858万円 | 849万円 |
データサイエンティスト | 556万円 | 480万円 | 644万円 | 709万円 | – |
システム開発/運用 | 489万円 | 395万円 | 520万円 | 627万円 | 662万円 |
パッケージ導入/システム導入 | 483万円 | 424万円 | 534万円 | 708万円 | 725万円 |
セキュリティエンジニア (脆弱性診断/ネットワークセキュリティ) | 477万円 | 392万円 | 568万円 | – | – |
スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア | 476万円 | 399万円 | 593万円 | 691万円 | – |
サーバーエンジニア | 464万円 | 405万円 | 520万円 | 643万円 | 672万円 |
データベースエンジニア | 463万円 | 389万円 | 609万円 | – | – |
制御系ソフトウェア開発 | 453万円 | 371万円 | 524万円 | 680万円 | 700万円 |
ネットワークエンジニア | 447万円 | 385万円 | 528万円 | 695万円 | 734万円 |
Webサービスエンジニア | 446万円 | 391万円 | 511万円 | 639万円 | 679万円 |
SE/プログラマ | 425万円 | 382万円 | 489万円 | 567万円 | 593万円 |
テクニカルサポート | 422万円 | 356万円 | 432万円 | 509万円 | 617万円 |
デバッグ/テスター | 387万円 | 336万円 | 402万円 | 549万円 | 613万円 |
運用/監視/保守 | 378万円 | 343万円 | 416万円 | 500万円 | 636万円 |
ヘルプデスク | 353万円 | 313万円 | 384万円 | 437万円 | 481万円 |
ただし、これはあくまで「平均」であり、経験年数、スキルレベル、保有資格、勤務先の企業規模や業種、担当する業務内容によって大きく異なります。
経験豊富なシニアエンジニアや、特定の専門分野(セキュリティ、データ分析、機械学習など)に特化したスキルを持つエンジニアの場合、年収1000万円を超えることも珍しくありません。
AWSエンジニアなら副業で週1〜3日、土日だけといった働き方もできるのでおすすめです。

AWSエンジニアは正社員だけでなく、フリーランスとして働ける選択肢もあります。スキルが身につけば身につくほど単価の高い案件へアサインされるのも魅力のひとつです。
参考: DAINOTE(エンジニア副業におすすめのサイト6選!週1-3・土日OKの案件の探し方や稼ぐコツを解説)
未経験スタート時の年収相場

では、未経験からAWSエンジニアとしてスタートする場合、どれくらいの年収が期待できるのでしょうか?
正直なところ、未経験者の場合は、最初から平均年収レベルの750万円を得るのは難しいのが現実です。
企業や地域にもよりますが、一般的には年収300万円~400万円程度からのスタートになることが多くなります。
これは、入社後の研修期間や、実力に見合った業務を担当することが多いためです。
前職の給与によっては一時的に年収がダウンする可能性もあります。しかし、これはあくまでスタート地点の話です。AWSエンジニアはスキルアップに応じて年収が上がりやすい職種でもあります。
経験・スキルによる年収アップの可能性

AWSエンジニアの大きな魅力は、実務経験を積み、スキルを高めることで、着実に年収を上げていける点にあります。
例えば、以下のようなステップで年収アップが期待できます。
- ジュニアレベル(経験1~3年): 年収400万円~500万円程度。基本的なAWSサービスの構築・運用を担当。SAA資格取得。
- ミドルレベル(経験3~5年): 年収500万円~700万円程度。より複雑な設計・構築、自動化、トラブルシューティングなどを担当。専門分野のスキル(コンテナ、サーバーレス、セキュリティなど)を習得。AWS認定デベロッパー – アソシエイト(DVA)やSysOpsアドミニストレーター – アソシエイト(SOA)、あるいはプロフェッショナル資格を目指す。
- シニアレベル(経験5年以上): 年収700万円~1000万円以上。大規模システムのアーキテクチャ設計、技術リーダー、コンサルティングなどを担当。AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP)や専門知識資格(Specialty)を取得。
あくまで目安ですが、主体的にスキルアップに取り組み、市場価値の高いスキルを身につけることで、平均を大きく上回る年収を得ることも可能です。
未経験スタート時の年収は低い場合が多いですが、AWSエンジニアはスキルと経験に応じて年収アップが期待できる職種です。長期的な視点でキャリアを考えることが重要です。
未経験からAWSエンジニアになるための必須スキルセット

未経験からAWSエンジニアを目指す上で、「何を学べばいいの?」というのは最も気になる点だと思います。
ここでは、必ず押さえておくべき必須スキルと、持っていると有利になるスキルを解説します。
ITインフラの基礎知識(ネットワーク、OS、サーバー)
AWSはクラウドサービスですが、その根底には物理的なインフラ技術があります。
そのため、AWSを効果的に理解し活用するには、ITインフラの基礎知識が不可欠です。
- ネットワーク基礎: TCP/IP、IPアドレス、サブネットマスク、DNS、HTTP/HTTPS、ルーティング、ファイアウォールなどの基本的な仕組みを理解する。AWSのVPCを理解する上で必須。
- OS基礎: Linuxの基本的なコマンド操作、ファイルシステム、プロセス管理などを理解する。Windows Serverの基礎知識もあると尚良い。EC2インスタンスを操作する上で必要。
- サーバー基礎: Webサーバー(Apache, Nginx)、DBサーバー(MySQL, PostgreSQL)などの役割や基本的な仕組みを理解する。
これらの知識は、AWS認定資格の学習や、AWSサービスの理解を深める上での土台となります。
IT系の資格(基本情報技術者試験、LPIC Level1、CCNAなど)の学習も役立ちます。

よく未経験からAWSエンジニアになるにはSAA+LPIC Level1、CCNAなどが必要と言われますが、間違いです。資格はSAAで十分です。どちらかというと実践的なスキルが重視されます。
AWSコアサービスの知識・操作スキル

AWSには200以上のサービスがありますが、まずはコアとなる主要サービスの知識と基本的な操作スキルを身につけることが重要です。
- IAM (Identity and Access Management): AWSのユーザー、グループ、ロールを作成し、アクセス権限を管理するサービス。セキュリティの基本。
- VPC (Virtual Private Cloud): AWS上に仮想的なプライベートネットワーク環境を構築するサービス。ネットワーク設計の基礎。
- EC2 (Elastic Compute Cloud): 仮想サーバー(インスタンス)を提供するサービス。コンピューティングリソースの基本。
- S3 (Simple Storage Service): 高い耐久性を持つオブジェクトストレージサービス。データの保存やWebサイトホスティングなどに利用。
- RDS (Relational Database Service): マネージド型のリレーショナルデータベースサービス。MySQL, PostgreSQLなどを簡単に利用可能。
- ELB (Elastic Load Balancing): 複数のEC2インスタンスなどにトラフィックを分散させるロードバランサー。
- Route 53: DNS(ドメインネームシステム)サービス。ドメイン名の管理やルーティング設定。
- CloudWatch: AWSリソースやアプリケーションの監視、ログ収集、アラーム設定を行うサービス。
これらのサービスについて、「何ができるのか」「どのような場面で使うのか」「基本的な設定・操作方法」を理解し、実際にAWSマネジメントコンソールで触ってみることが大切です。
AWS認定 SAAの学習範囲が、コアサービスを網羅的に学ぶ上で良い指標となります。
【文系未経験】AWS SAAに3か月で合格できる勉強方法!おすすめの参考書や難易度も解説
セキュリティの基礎知識

クラウド環境のセキュリティは非常に重要です。
AWSには多くのセキュリティサービスがありますが、まずは基本的な考え方を理解しておく必要があります。
- 責任共有モデル: AWSと利用者の間で、セキュリティ責任範囲がどのように分担されているかを理解する。
- IAMによるアクセス管理: 最小権限の原則に基づき、適切なアクセス権限を設定する。
- ネットワークセキュリティ: Security GroupやNetwork ACLで適切な通信制御を行う。
- データの暗号化: 保管時(S3, RDSなど)や転送中のデータを暗号化する。
セキュリティの基礎知識は、安全なAWS環境を構築・運用するための必須要素です。
コミュニケーション能力・問題解決能力

技術スキルと同様に、ソフトスキルも非常に重要です。
- コミュニケーション能力: チームメンバーや顧客と円滑に意思疎通を図り、要件を正確に理解し、自分の考えを分かりやすく伝える能力。
- 問題解決能力: システム障害や予期せぬ問題が発生した際に、冷静に状況を分析し、原因を特定し、解決策を見つけ出す能力。
- 学習意欲・向上心: 常に新しい技術を学び、スキルを向上させようとする姿勢。
ソフトスキルは、経験を通じて磨かれる部分も大きいですが、未経験者であっても、これまでの経験や学習過程で意識的にアピールすることが可能です。
未経験からAWSエンジニアになるには、ITインフラ基礎知識とAWSコアサービスの知識が必須です。さらに、セキュリティの知識、ソフトスキルを身につけることで、より市場価値の高いエンジニアを目指せます。
AWSエンジニアになるための必須スキルと学習ロードマップ

未経験からAWSエンジニアになるためには、計画的な学習が不可欠です。
着実にステップを踏むことが、結果的に最も効率的な道となります。
- 事前準備: ITの基礎固め
- AWSの全体像を掴む: CLFの内容を理解する
- SAAを取得する: AWSに関する幅広い知識と、要件に基づいたソリューション設計能力が証明できる
- ハンズオンで実践的なスキルを習得する: 転職後に活きたスキルは必ず役立ちます
- ポートフォリオの作成: 学習成果のアピール
- 転職活動: 未経験OKの求人に応募する
事前準備:ITの基礎固め (ネットワーク, Linux, セキュリティ)
AWSの学習を始める前に、あるいは並行して、必ず押さえておきたいのがITインフラの基礎知識です。
家を建てる前に土台を固めるのと同じで、この基礎がなければ、AWSのサービスを深く理解したり、応用したり、トラブルに対応したりすることが難しくなります。
- ネットワーク基礎: TCP/IPモデル(特にIPアドレス、サブネットマスク、ルーティング、ポート番号)、DNS、HTTP/HTTPS、ファイアウォール、ロードバランサーなどの基本的な仕組みと役割。
- Linux基礎: サーバーOSとして広く使われるLinuxの基本的なコマンド操作、ファイルシステム、ユーザー管理、プロセス管理、パーミッションなどの知識。
- セキュリティ基礎: 認証・認可、暗号化、ファイアウォール、脆弱性、マルウェア対策などの基本的な概念。
これらの基礎知識は、書籍やIT系の資格(例: 基本情報技術者試験、LPIC Level1、CCNA)の学習を通じて身につけることができます。
しかし、未経験から学ぶにはボリュームが多いため、最低限の用語と意味が理解できればOKです。
AWSを学んでいてもインフラに関する用語は出てきます。その都度調べて理解した方が学習も進むので効率的です。
間違ってもいきなりCCNAやLPICの学習から始めないようにしましょう。

個人的にはLPIC Level 1やCCNAはSAAよりも難しかったです。IT未経験から挑むと高確率で挫折します。AWSエンジニアを目指すのであればAWSから学んで向き不向きを見極めましょう。インフラ周りはSAA取得後に学んでも十分に間に合います。
Step1: AWSの全体像を掴む
まずはAWSがどのようなものか、全体像を掴むことから始めましょう。
- クラウドコンピューティングの基本概念(IaaS, PaaS, SaaS)
- AWSの主要なサービスカテゴリ(コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワークなど)と代表的なサービス
- AWSのメリット(スケーラビリティ、従量課金、俊敏性など)
- AWSのグローバルインフラ(リージョン、アベイラビリティーゾーン)
- 責任共有モデル
この段階では、AWS認定資格の入門レベルである「AWS Certified Cloud Practitioner (CLF)」の学習範囲が参考になります。
【初心者向け】AWS CLFに31日で合格できる勉強方法! 難易度や参考書も解説
並行してAWSのアカウントを作成し、仕事のイメージを掴みましょう。
- AWSアカウントの作成: 実際にAWSサービスを触るために、AWSアカウントを作成します。クレジットカードが必要ですが、無料利用枠が用意されているため、多くのサービスを一定期間・一定量まで無料で試すことができます。
Step 2: AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)の取得
未経験からAWSエンジニアを目指す上で、最も重要視される資格が「AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA)」です。
SAAは、AWSのコアサービスに関する幅広い知識と、要件に基づいたソリューション設計能力を証明するもので、多くの企業が採用時に評価指標としています。
【なぜ重要?】
- スキルの客観的証明: 未経験者にとって、AWSに関する知識レベルを客観的に示す強力な武器になります。
- 体系的な知識習得: SAAの学習を通じて、AWSの主要サービスとその連携、ベストプラクティスを体系的に学ぶことができます。
- 転職市場での有利性: 「SAA保有者」を応募条件や歓迎要件とする求人が多く、転職活動を有利に進められます。
- 学習意欲のアピール: 難易度の高い資格を取得したことは、学習意欲と目標達成能力を示す証拠となります。
【難易度と勉強法】
SAAはCLFよりも実践的な内容が問われ、難易度は高くなります。合格には、AWSサービスの深い理解と、シナリオに基づいた最適な構成を判断する能力が必要です。
効果的な勉強法としては、
- SAA対策の参考書を読む
- CloudTechやUdemyなどのオンライン講座を受講する
- 模擬試験問題集を繰り返し解く
- 実際にAWSコンソールを触ってサービスを試す(ハンズオン)
といった方法を組み合わせることがおすすめです。
【学習期間の目安】
個人差はありますが、IT基礎知識がある前提で、1日2~3時間の学習を続けて2~3ヶ月程度が合格までの一般的な目安です。

実際に私はCloudTechでAWSを学んだおかげでSAAを取得できました。資格学習と並行してハンズオン学習で実践的なスキルも学べたため、資格取得後すぐに仕事で役立ちました。
【文系未経験】AWS SAAに3か月で合格できる勉強方法!おすすめの参考書や難易度も解説
Step 3: ハンズオンで実践的スキルを習得する

資格取得と並行して、あるいは資格取得後に必ず行うべきなのが、ハンズオン(Hands-on)、つまり実際にAWSを操作してシステムを構築してみる経験です。
座学だけでは身につかない実践的なスキルを習得しなければ、現場で仕事になりません。
【なぜ重要?】
- スキルの定着: 実際に手を動かすことで、学んだ知識が具体的なスキルとして定着します。
- 問題解決能力の向上: ハンズオン中に発生するエラーや予期せぬ問題に対処することで、トラブルシューティング能力が養われます。
- ポートフォリオの材料: ハンズオンで作成した成果物は、後述するポートフォリオの重要な材料となります。
- 面接でのアピール: 「実際に〇〇を構築した経験がある」と具体的に話せることは、面接で大きなアピールポイントになります。
【何をやる?(ハンズオン例)】
- 静的Webサイト公開: S3にHTML/CSSファイルをアップロードし、CloudFrontを経由して公開する。Route 53で独自ドメインを設定してみる。
- WordPress環境構築: EC2インスタンスにWordPressをインストールし、RDS(MySQLなど)と連携させる。ELBで負荷分散構成にしてみる。
- 簡単なAPI構築: API GatewayとLambdaを使って、シンプルなAPIを作成してみる。
- 基本的なVPCネットワーク構築: パブリックサブネット、プライベートサブネットを作成し、EC2インスタンスを配置。NATゲートウェイやセキュリティグループを設定する。
【おすすめ学習リソース】
- AWS公式チュートリアル: AWS公式サイトには様々なハンズオンチュートリアルが用意されています。
- Udemyなどのオンライン講座: ハンズオンに特化した講座も多数あります。動画を見ながら一緒に手を動かせます。
- 技術ブログや書籍: 具体的な構築手順を解説している記事や書籍を参考にする。
- CloudTech: 資格取得と並行して未経験者向けの体系的なハンズオンカリキュラムが行えます。
【学習期間の目安】
SAAの学習と並行して進めるか、資格取得後に1ヶ月~2ヶ月程度、集中的に取り組むのがベストになります。
重要なのは、ただ手順をなぞるだけでなく、「なぜこの設定が必要なのか」「他の方法はないか」などを考えながら進めることです。
ハンズオンでは予期せぬエラーに遭遇することも多いですが、エラーメッセージをよく読み、自分で調べて解決する経験こそが、エンジニアとしての成長に繋がります。
Step 4: ポートフォリオ作成(学習成果のアピール)
Step 3で作成したハンズオンの成果物や、学習過程で身につけたスキルを、採用担当者に分かりやすくアピールするためのポートフォリオを作成します。
未経験者にとって、ポートフォリオは実務経験不足を補うための最重要ツールと言っても過言ではありません。
【なぜ重要?】
- スキルの可視化: 自分がどれくらいのレベルのAWSスキルを持っているのかを具体的に示すことができます。
- 学習意欲の証明: ポートフォリオ作成に時間と労力をかけたこと自体が、高い学習意欲の表れとなります。
- 面接での話題提供: ポートフォリオについて質問されることが多く、自分の言葉で説明することで理解度をアピールできます。
【成果物(ポートフォリオ内容例)】
- WordPressなどのブログシステム
- 簡単なWebアプリケーション(例: ToDoリスト、掲示板など)
【利用する主なAWSサービス例】
EC2
: 仮想サーバーRDS
orAurora
: マネージドデータベースS3
: 静的ファイル(画像など)の保存、バックアップALB
(Application Load Balancer): 負荷分散Route 53
: DNS設定(独自ドメイン取得が望ましい)VPC
: 仮想ネットワーク環境(サブネット、セキュリティグループ設定を含む)CloudFront
: CDNによるコンテンツ配信高速化
【作成のポイント】
- 分かりやすさ: 採用担当者は忙しいので、一目で内容が理解できるように、構成図や説明を分かりやすく記述する。
- 具体性: 「EC2を使った」だけでなく、「〇〇の目的でt3.microインスタンスを△△の設定で構築した」のように具体的に書く。
- オリジナリティ: 単なるチュートリアルのコピーではなく、自分なりに工夫した点や応用した点を盛り込むと評価が高まります。
- GitHubの活用: コードを公開することで、実際のスキルレベルを示すことができます。READMEファイルも丁寧に記述しましょう。
ポートフォリオは、ブログサービスやGitHub Pages、Notionなどで作成・公開するのが一般的です。
【作成期間の目安】
ハンズオンの成果をまとめ、分かりやすく記述する必要があるため、1〜3ヶ月程度は見ておくと良いでしょう。
ポートフォリオは必ずしも必要なわけではありません。どこで転職活動を行うかによって異なります。一般的な転職サイトであれば必要な場合が多いです。しかし、CloudTechなどであれば、ポートフォリオがなくても転職サポートが受けられます。
Step5: 転職活動
IT基礎知識、AWS資格(SAA)、実践スキル(ハンズオン)、ポートフォリオ(必要であれば)が揃ったら、転職活動の開始です。
【転職活動】
転職する方法は大きく分けると2つあります。
- 転職サイトで求人を自分で見つける
- 転職エージェントに紹介してもらう
【求人内容を確認】
求人サイトで「未経験OK」と書かれていても、その実態は様々です。
注意すべき点を見極め、自分に合った企業を選びましょう。
- 本当に未経験者を採用する意欲があるか?: 「未経験OK」と書いてあっても、実際にはIT経験者や第二新卒を優先的に採用したいと考えている企業もあります。面接などで、未経験者に対する育成方針や研修内容を具体的に質問してみましょう。
- 研修制度の内容: 「研修あり」と記載があっても、内容が薄かったり、自習中心だったりする場合があります。具体的な研修期間、カリキュラム、OJTの内容などを確認しましょう。
- 入社後の業務内容: 最初はどのような業務から担当するのか、将来的にどのようなスキルが身につくのかを確認します。運用・保守業務が中心で、なかなか設計・構築に携われないといったケースもあります。
- 企業の業態(自社開発 vs SES vs SIer): 企業の業態によって、働き方やキャリアパスが異なります。それぞれの特徴を理解し、自分の希望に合うか検討しましょう。(例: SESは様々な現場を経験できるが、自社への帰属意識が薄れる可能性も)
- 企業の口コミサイトなども参考に: OpenWorkや転職会議などで、企業の評判や元社員の口コミを確認するのも有効な手段です。
焦って入社を決めるのではなく、複数の企業を比較検討し、納得のいく選択をすることが、入社後のミスマッチを防ぐ鍵となります。
【面接のポイント】
面接は、スキルや知識だけでなく、自分の熱意、学習意欲、人柄(ポテンシャル)をアピールする絶好の機会です。
- 明確な志望動機: なぜ他の職種ではなくAWSエンジニアなのか、なぜその企業を選んだのか、具体的な理由を自分の言葉で説明できるように準備します。「将来性があるから」だけでなく、「クラウド技術で〇〇を実現したい」「貴社の△△な点に魅力を感じた」といった具体的な内容を盛り込みましょう。
- 学習への取り組みを具体的に語る: 資格取得やポートフォリオ作成に向けて、どのように学習計画を立て、どのような努力をしてきたのかを具体的に説明します。苦労した点やそれをどう乗り越えたかを話せると、問題解決能力のアピールにもなります。
- ポートフォリオの説明: ポートフォリオの内容について、自信を持って説明できるように準備しておきます。技術的な質問にも答えられるように、使用したサービスや設定について復習しておきましょう。
- キャリアプランを語る: 入社後、どのようにスキルアップしていきたいか、将来的にどのようなエンジニアになりたいか、といったキャリアプランを具体的に話せると、成長意欲が高いと評価されます。
- 逆質問で意欲を示す: 面接の最後にある逆質問は、企業への関心度や意欲を示すチャンスです。入社後の業務内容、チーム体制、研修制度、求められるスキル、技術的な取り組みなどについて、事前に調べて質問を用意しておきましょう。「特にありません」は避けましょう。
未経験者の面接では、現時点での完璧なスキルよりも、「この人は入社後に伸びそうだな」「一緒に働きたいな」と思わせるポテンシャルや人柄が重視される傾向があります。
無事に内定を獲得し、AWSエンジニアとしてのキャリアがスタートしても、ここで終わりではありません。むしろ、本当のスタートはこれからです。
未経験からのスタートであれば、当然ながら最初は分からないことだらけです。OJTや研修を通じて業務を覚えていくことになりますが、それだけに頼るのではなく、自主的に学習し、積極的に質問して疑問を解消していく姿勢が非常に重要です
AWSの技術は日々進化するため、常に最新情報をキャッチアップし、新しいスキルを学び続ける必要があります。
入社後も学習習慣を維持し、自己投資を続けることが、一人前のAWSエンジニアとして成長するための鍵となります。
このロードマップはあくまで一例です。自分のスキルや学習ペースに合わせて、期間や内容を調整しましょう。
独学 vs スクール? 自分に合った学習方法の選び方

AWSエンジニアを目指す上で、学習方法は大きく分けて「独学」と「スクール」があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況や学習スタイルに合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。
ここでは、両者を比較し、効果的な学習リソースも併せて紹介します。
独学のメリット・デメリットと向いている人

独学は書籍やオンライン教材などを活用し、自分自身で学習計画を立てて進める方法です。
【メリット】
- コストを抑えられる: スクールに比べて費用を大幅に低く抑えられます。書籍代や一部のオンライン教材費程度で済みます。
- 自分のペースで学習できる: 時間や場所に縛られず、自分の好きなタイミングで学習を進められます。
- 深い理解が得られる可能性: 自分で調べ、試行錯誤する過程で、より深く技術を理解できることがあります。
【デメリット】
- モチベーション維持が難しい: 一人で学習を進めるため、挫折しやすい傾向があります。
- 質問できる環境がない: 分からないことがあった時にすぐに質問できず、解決に時間がかかったり、間違った理解のまま進んでしまったりする可能性があります。
- 実践経験を積みにくい: ハンズオン環境の構築や題材探しを全て自分で行う必要があります。
【向いている人】
- 費用を抑えたい人
- ある程度計画的に学習を進められる人
- 自分で調べて問題を解決できる方

特にエンジニア未経験の方は適性があるか分からないため少額からチャレンジしてみるのがおすすめです。
スクールのメリット・デメリットと向いている人

AWS専門コースやクラウドエンジニア養成コースなどが提供するスクールを利用する方法です。
【メリット】
- 体系的なカリキュラム: 未経験者向けに最適化されたカリキュラムで、効率的に知識やスキルを習得できます。
- 質問できる環境: 講師やメンターに気軽に質問でき、疑問点をすぐに解消できます。
- 学習仲間との交流: 同じ目標を持つ仲間と交流でき、モチベーション維持に繋がります。
- 転職サポート: キャリア相談、書類添削、面接対策などの転職サポートを受けられる場合があります。
【デメリット】
- 費用が高い: 独学に比べて費用が高額です。数十万円単位の投資が必要になります。
- 時間的な制約: 質問・サポート対応の期間に期限があります。
- スクールの質にばらつき: スクールによってカリキュラムやサポートの質が異なるため、慎重に選ぶ必要があります。
【向いている人】
- 分からないことをすぐに質問したい人
- 学習のモチベーション維持に不安がある人
- ある程度の費用を投資できる人
CloudTechのようなオンライン学習プラットフォームは、スクールと独学の中間的な選択肢とも言えます。比較的低コストで体系的な学習コンテンツや質問環境、コミュニティを利用できるため、未経験者には特におすすめしやすいサービスです。
よくある失敗談と対策

最後に、未経験からAWSエンジニアを目指す際によくある失敗談と、避けるための対策をいくつかご紹介します。
- 失敗談1: 学習計画が甘く、途中で挫折してしまう。
- 対策: 無理のない現実的な学習計画を立てる。小さな目標を立てて達成感を積み重ねる。
- 失敗談2: 資格取得だけで満足してしまい、実践スキルが伴わない。
- 対策: 資格学習と並行してハンズオンを行う。資格取得後も継続的に手を動かし、実践的スキルを身につける
- 失敗談3: ポートフォリオの質が低く、アピールにならない。
- 対策: 構成図や説明を分かりやすく記述する。オリジナリティや+αの要素を意識する。第三者(メンターなど)に見てもらい、フィードバックをもらう。
- 失敗談4: 企業研究が不十分で、入社後にミスマッチが起こる。
- 対策: 求人情報だけでなく、企業のHP、口コミサイト、SNSなどを活用して多角的に情報収集する。面接での逆質問を通じて、疑問点を解消する。
- 失敗談5: 面接で熱意やポテンシャルをうまく伝えられない。
- 対策: なぜAWSエンジニアになりたいのか、なぜその企業なのかを深く掘り下げ、自分の言葉で語れるように準備する。模擬面接などで練習する。
面接を向上させるのに最も良い方法は模擬面接です。第三者の客観的なフィードバックはかなり有益です。
まとめ:未経験からでもAWSエンジニアを目指せる

この記事では、未経験からAWSエンジニアになるための具体的な方法、仕事内容、年収、必要なスキル、学習ロードマップ、そして転職成功の秘訣まで、網羅的に解説してきました。
結論として、IT未経験からでも、正しいステップを踏み、強い意欲を持って努力を続ければ、AWSエンジニアになることは十分に可能です。
- 需要と将来性: AWSエンジニアは人材不足で需要が高く、将来性も非常に明るい。
- 仕事内容: AWSを使ったインフラの設計・構築・運用が中心。自動化やセキュリティも重要。
- 年収: 未経験スタートは350~450万円程度が相場だが、スキルアップで高年収を目指せる。
- 必須スキル: ITインフラの基礎知識、AWSコアサービスの知識、セキュリティの基礎知識。
- 最短ロードマップ: IT基礎 → AWS概要(CLF) → SAA取得 → ハンズオン → ポートフォリオ作成 → 転職活動
- 学習方法: 独学・スクールそれぞれメリット・デメリットあり。自分に合った方法を選ぶ。
- 転職成功の鍵: ポートフォリオの質、面接での熱意とポテンシャルアピール、企業研究。
未経験からの挑戦は決して楽な道のりではありません。
しかし、クラウド技術が社会の基盤となる現代において、AWSエンジニアのスキルは自分の市場価値を大きく高め、キャリアの可能性を広げてくれます。
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資格取得はもちろんのこと、AWSやLinux、ネットワークといった現場で求められるスキルが体系的に学べます。
ある程度の実践的なスキルが身に付いたらCloudTechの転職サポートを活用してAWSエンジニアへの転職にチャレンジしてみてください。
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演習問題とハンズオン学習を合わせることで、AWSを効率よく学べます。

間違えた問題はブックマーク機能を活用して本試験の直前に見直しましょう。
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資格取得に加えてハンズオン学習で実践的なスキルが得られる!

CloudTechでは、基本会員以上になるとAWS講義動画でハンズオン学習ができます。
ハンズオン学習で学べる内容はどれも現場で即戦力となるものばかりで、AWSを業務で活用したいなら理解しておきたい内容です。
ハンズオン学習で学べる内容
- IAMロールをEC2にアタッチして権限の変化を確認する
- SQSハンズオン概要説明/標準キュー/FIFOキュー/DLQの動作確認
- CloudTrail有効化/整合性の検証
- Lambda同期呼び出し/非同期呼び出し
- CloudWatchでログ監視をする
- 自宅PCからEC2にログインしよう
- IAMポリシーをグループにアタッチして表示の変化を確認する
- Aurora作成-接続/手動フェイルオーバーによる動作確認/レプリカオートスケーリング/クローン取得
- SSM セッションマネージャーで接続/RunCommand実行
- CloudWatchエージェントインストールのハンスオン
- Systems Manager(SSM)パラメーターストア/デモ(CloudWatch Agentインストール)
- SQS標準キュー/FIFOキュー/DLQの動作確認
- Step Functionsを使用したLambdaのハンドリング
- GlueとAthenaを組みあわせたハンズオン
- マルチアカウント/Organizationsメンバーアカウント作成とスイッチロール設定
- AWS STS/sts:AssumeRoleアクション深掘りハンズオン
- バージョン管理/エイリアス/加重エイリアス
- FSx for Windowsを複数のWindowsインスタンスからアタッチ
- タグごとに課金額を集計/タグの一括編集/リソースグループの作成
- 基本的なブログサービスを構築する(シングル構成)
- EC2再起動後に ブログ表示に時間がかかる、 および表示が崩れる場合の対応手順
- 冗長性のあるブログサービスを構築する(冗長構成)
- スケーラビリティのあるブログサービスを構築する
- 独自ドメインを設定する / 障害時はSORRYページへ通信を流す
- HTTPS通信でアクセス可能にする
- キャッシュサーバーを配置する
AWSの他にもインフラやPython、Goといったキャリアアップに活かせるスキルが講義動画で学べます。
- インフラの基礎 (Linuxサーバー、Windowsサーバー、ネットワーク)
- Python (LambdaでPythonを動かす、Python &Lambdaの基本構文、DB操作、APIの作成)
- AWSで学ぶGo実践講座 (基本文法、条件分岐、ポインタ、SQLの基本・応用)
ハンズオン学習を進めていく中で、調べても分からない内容については、会員制コミュニティ(技術質問サポート)で質問することが可能です。
CloudTechのメリット・デメリット

CloudTechのメリット
- プロによる解説だから初心者でも安心して学べる
- 動画ベースの教材だから場所を選ばない
- 本番レベルの演習問題で資格対策ができる
- ハンズオン学習でAWSの確かな技術力が身につく
- AWSを使った優良企業への転職サポートが受けられる
未経験者であってもCloudTechなら、「効率的な資格の取得」「実践的なスキルの獲得」が狙えます。
将来的にAWS クラウドエンジニアへの転職を狙っている方は転職サポートを活用してみてください。
また、くろかわ こうへいさんによる無料のkindle書籍でAWSの基本的なサービスを復習しましょう。
CloudTechのデメリット
- 自分で学習を進める必要がある
CloudTechは一般的な学習スクールと違って担当者がつくわけではありません。
ある程度の自走力が求められます。
仕事で疲れて勉強できない場合は、ソファで横になりながら動画だけでも再生しましょう。
決まった時間に勉強を開始する習慣を身に付けたい場合には、スマホのリマインダーを活用してみてください。
CloudTechの評判は良い・悪い? リアルな口コミと評判

Xには、CloudTechのおかげで「AWS認定資格に合格できた」「解説が分かりやすい」「転職に繋がった」などの報告が多数あります。
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資格取得の際に何度も使った!

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CloudTechの登録方法を分かりやすく解説します。
まずはCloudTechへアクセスします。

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